先日「週末プラモ屋プロジェクト~君の場所~」を開催しました。
今後も不定期に開催予定です。
週末プラモ屋プロジェクトとは?
そもそもの始まりは介護とは全く関係がなく、ケーライブ代表・中野渡の個人的な趣味がきっかけでした。
2020年から流行した新型コロナウィルスですが、ご多分に漏れず我が家でもその年の9月頃に末っ子がもらってきたため、家族全員が自宅待機となりました。
「おそらく、順番に全員感染してしまうだろう・・・
そしたらかなり長期間、自宅待機しなければならない・・・
そうだ!ネットフリックスだ!(?)」
と言う事で、すぐにアマゾンファイヤースティックを購入してきて、家族全員で毎日ネットフリックスを見ていたのですが、なぜかその時に我が子たち全員が「機動戦士ガンダム」にハマったのです。
そして自然な流れで(?)ガンプラにもはまっていきました。
当初は私自身は、子どもにつきあって玩具売り場へ行くだけでしたが、何度も見ているうちに少しずつ興味も出てきました。
そうして、だんだんとハマり指数が高まっていき、ついに昔ながらのプラモ屋へも子供を連れて行ったのです。
そうしたところ、なんと!
私が小学生のころに欲しくても買えなかった当時物のキットが、現在も再販されていたのを目にしたのです!
(画像は1/60ドムです。私が小学1~2年生当時に生まれて初めて買ってもらったキットでした)
現在、多く目にするのは↓の画像の金の帯が特徴の「HG(HGUC)」というシリーズかと思います。ちなみにスケールは1/144です。
HGはパッケージも現代風ですが、正直私としては味がないというか、やはり当時物の方が思い入れが強く、欲しくても買えなかった分ソソります。
そして、当時物(いわゆる旧キットと呼ばれるものです)を見つけてからはもう、子どもよりも私の方が夢中です。
小学生当時、欲しくても手に入らなかった思い出を今また必死に集めだしました。
旧キットを探し求めて、いろいろな地域のプラモ屋へ出かけたり、また小学生当時は雑誌で見て憧れるだけのピンバイスやデザインナイフなどの工具もどんどん購入していきます!
子どもたちを初めてプラモ屋へ連れて行ってから約4年が経ち、子どもたちはとっくに興味は他のものに移っているのですが、私だけがいまだに憑りつかれたままなのです・・・
そうだ、プラモ屋をやろう!
そうして、一人の時間ができた時にはちまちまとプラモを作り続けていたのですが、そうしたところ改めて当時の自分の気持ちに気づきました。
そうだ、自分はプラモを作るのが好きだったんだな、という単純な気持ちです。
私たちの小学生時分はマンガと、今はもう思い出せない色々なおもちゃ、そしてプラモデル等が楽しみでした。
まだテレビゲーム(死語かも・・・)はもう少ししないと世に出てこない、そんな時代です。
そして私が読んでいたマンガの中にはプラモを扱ったマンガもありましたが、どのマンガも主人公は必ず「行きつけ」を持っていたのです。
幼い私は、「行きつけの店」を持っているのがとてもかっこよく見えて、とても憧れました。
自分も行きつけの喫茶店や店(ショップといういい方はしません)に行って、「いつもの」とか言ってみたかったのです。
そうか、自分でやればいいんだ!
喫茶店などの個人のお店には憧れがありました。
私が一番、最初にすきになったマンガは北条司先生の「キャッツアイ」でした。
キャッツアイの美人三姉妹が経営しているのは「喫茶キャッツアイ」
そしてガンプラと言ったら切っても切れない「プラモ狂四郎」には主人公四郎の行きつけである「クラフトマン」
「750ライダー」には「ピットイン」、「湘南爆走族」には「じぇんとる麵」・・・
もう止まりません。
「週末プラモ屋プロジェクト~君の場所~」
ただ、プラモが好きだからプラモを仕入れてそれを売って・・・というだけなら普通のプラモ屋です。
私がやる理由が、テーマでもある「君の場所」です。
行きつけの場所がある事に対して憧れはありましたが、恥ずかしながら人とのコミュニケーションは得意ではありません。
そんな私のような人たちでも気軽に集まって、自分の居場所と言える場所を作りたい、そのためのきっかけがプラモであれば良いと考えました。
それが週末で、0時まで営業する理由です。
「明日は休みだけど、どこも行くところがなくて暇だな・・・」
「あまりお金がかからず、楽しめるところがないかな・・・」
などの声に応えたいというのが最大のコンセプトです。
そのため制作スペースは設けていますが、お買い上げいただいた方には無料開放としています。
また、欲しいものが見つからなかった方でもくつろげるように、飲み物とスナックの販売も併せて行っています。
このようなコンセプトのお店なので、おひとり様大歓迎です。
私たちは、「地域、ヒト、モノとの共生」を企業理念として掲げています。
その理念を実現する挑戦のひとつがこの「週末プラモ屋プロジェクト」なのです。
ぜひ、お気軽にお越しください。
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